この光景は、自然さながらで
絹も木綿も、
そもそもそれ自体が、
虚無であったかのようにー
どうすることもできないことが大半で、
そこに一抹の焦燥感を感じていることがよくあるわけで、
そんなこと露もそ知らぬ顔つきで君が通過する。
バイバイって言っても、その声も知らないみたい。
そんなところに通りがかった貴方がいう
「そこで一体何をしているんだい?」
何もしていないわけでも、何かしているわけでもない。
絶妙に、手からこぼれ落ちていく。ホロホロと、きな粉のように。
寂しい季節になりましたね。
厚かましい日でございました。
芳醇な一秒を過ごしました。
ー善きに計らっていただいて
ーそう言われましても困りますのよ
ー僕には、もう時間がないんだ
ーご冗談を
・
・
・
さようならを言いにきたんだ。
それって、独りよがりなんだろうか?
私の力を信じて欲しい。
それって、高らかに叫ぶ必要ある?
うずまく、鳴き声。かすかな、この夢。
遠回りして、引き伸ばして、それでいいかな?
欲しいけど、欲しくない。そう、またこぼれ落ちる。ホロホロと。
幻に変えて、***